交易経験アップの最適方法？【羽毛オンライン】

※長文です

ここのところ、記事か海事だけですが、私、出自も本業も商人です。
段々、取引が海事スキルに化けてますが、たまには賢そうに交易でも語ろうか。
と思ったら今日も海事・・・orz

何気に公式のランキングを見ていたら、人気船種の1位が商用クリッパ。
ちょっと、奥さん！商クリですよ、商クリ。
私、ゲーム始めて1年6ヶ月目ですが、
少なくとも私が商人していたころ、商クリは中堅商人の大きな目標であり憧れの船でもあったはず。

それが今じゃ10人に一人が商クリ使用。
このランキング、分母の対象者はログオン者だと思います。
で、その中にはそもそも港から出ない倉庫キャラもいるでしょう。
そう考えるとですね、実質3割位の人が商クリに乗ってると想像。
これはすごいですね。そのうち商大クリが1位という時代も来るのでしょうか。
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さて、なぜこうなったかを考えますと、一番の大きな理由は
勿論時間の経過でしょう。
経験値は積み重ねなんで、地道に交易していれば当然いつかは交易52に到達します。
（ということは、分母に新規参画者がそんなに増えていないということになるのか。それはそれで大きな問題)

●【羽毛オンライン】について
で、もう一つの理由として「羽毛」の存在が大きいと類推します。

アジア実装当初は、かなり交易上げの秘中の技のような扱いにする方もいて、
知らない人も多かったので私もそんなにベラベラ吹聴しませんでしたが、さすがに知れ渡ってるので記事に。

改めておさらいしますと、ここで言う「羽毛オンライン」とは、東南アジアでひたすら鳥を買って羽毛にして売るというものです。
ジャカルタ、もしくはマラッカで出来ますが、
織物耐性があるマラッカのほうが暴落調整の必要もないので主流です。
また、今のところそんなに人が溢れかえってるわけではないので
暴騰対策の暴落調整も不要と思われます。
※『「暴落調整」ってなーに？』という方はフレか商会の先輩に聞いてください。

●キーワードは名産経験
で、ここで確認。羽毛なんていう安くてありふれたものがなぜ交易上げの道具になるのか。
そのキーワードは「名産経験」です。
これについて上手く解説しているところはないかなと思ったら、
ジッダラ・クーさんのBlogの2007/6/1記事で適切な解説がされていました。
(http://diarynote.jp/d/74387/20070601/)

交易経験には、利益経験・名産経験・コンボボーナスがありますが、
とりあえずここで覚えておくのは
?羽毛は利益経験は殆どない
?単品売りなのでコンボボーナスもない
?しかし、名産経験は膨大
?名産経験の上限は500
?名産経験500に到達する売却個数は【(交易Lv+50)/1.3個】
※例：易Lv41の方で70個。交易Lv54の方で80個。

と覚えておきましょう。
とはいえ、私が検証したときは、面倒くさい（ぇ）ので100個売りで検証してました。
ちなみに、私、ベルベも100個売りにしてました。
更にちなみに、LV帯ごとに購入量変えるのも面倒くさいので、
後述する検証では1回辺りの販売量を80で統一。
ざっくりざっくり。

さて、羽毛オンラインが交易経験上げに良いのは大きく分けて3つ
?必要スキルは家畜と縫製1・・と、比較的スキル障壁が少ない
（家畜は最悪、誰か支援してくれる人がいるはず）
?必要カテはカテ1(一番安価)
?ベルベオンラインと比べて相場に左右されない（利益経験じゃなく名産経験が主)
※『「ベルベオンライン」ってなーに？』というかたは、フレか商会員か、またはマスリパタムやカルカッタ辺りで暇そうにしてる人に聞いてください。

●机上検証
では、以下、交易30の人が商クリに乗れる交易52まであがるのに、どれくらいの利益が得られ、
どれくらいカテ消費するのかを机上検証。

(交易30って数字にあんまり意味はないが、まあ中堅と言う意味で)
●ニワトリの購入量
さて、マラッカを例にとり、肝心の材料となるニワトリの購入量について。
検証した当時のこと覚えてないのでどうしようと思ったところで、
ちょうど商会員がマラッカにいたので聞いてみた。
購入量は国籍ごとのその港への影響度で異なりますが、
家畜6+2で、マラッカ影響度1位のイングランド籍で78、
影響度最下位のネデ籍で72。

家畜8ならなんとか支援者が見つかったり、縫製さんや調理さんならそのくらいある人も多いので、ここでは家畜スキル8・購入量は間をとって75と仮定。
（け、決してサンプルが少ないからざっくりで記事書こうなんて思ってないんだから！）

●カテ1の消費量。
?まず、交易30の人が交易52になるにはどれくらい経験が必要なのか。
次のLVまでの必要経験は以下の式になります。
・Lv50まで＝次のレベル×次のレベル×10
・Lv51から＝次のレベル×次のレベル×(20+現在のレベル-50)
つまり、交易30⇒52まで必要な経験は479，292となります。
(計算間違ってたらすいません)

?販売1セット辺りのカテ消費
ニワトリ3につき羽毛1が出来ます。
(実際は大成功があるのでもうちょっと期待値は上）
で、先ほどニワトリの購入量を75と仮定しました。
つまりカテ1、1枚で作れる羽毛は75÷3=25となります。
一方、名産経験の上限である500に到達する1セット辺りの販売個数を80と仮定しました。
大成功もあるので、とりあえず、1セット販売に必要なカテ1の枚数を3枚と定義。
で、実際は販売利益経験もあるので、
カテ1、3枚で得られる経験は500+α。
とりあえず、カテ1、3枚で550の経験としましょう。

?交易30⇒52までの必要なカテ1
必要経験が479，292のため、必要なセット販売回数は
479，292÷550≒872．
つまり872セット必要です。
そこから、必要なカテ1は872セット×3枚=2616枚となります。

●利益
以前検証したときの記憶だと100枚売りの利益が10万前後でした。
単純計算で、80枚売りの利益は8万前後とします。
1セット利益が8万なので、872セットでは69，760，000となります。
ただ、これは荒利です。
そこから原価としてカテ1代を引きます。
カテ1の相場が今、15，000と仮定します。
（全部カテ1を買い集めたわけではないとしても、「仮に」カテ1を売ったらという機会費用も一旦は原価にしようと思います)

カテ1の必要枚数が2616でしたので、
15，000×2616=39，240，000。
つまり、69，760，000-39，240，000=30，520，000。
約30Mが利益ですね。

●所感
ここで思うのがですね、
海事も投資もしていない場合、つまり消費をあまりしていない場合、
一昔前の感覚なら、商クリに乗ってる人なら億単位(100M単位)の資産があるというのが通例的な感覚でした。
私自身の経験でもそうです。
（億単位なので、100Mではなく、200M、300Mもありえるという意味です)

しかし、先ほどの試算では交易30⇒52までで、
純利益30M。仮にカテ1全てが自分のクエで集めたか、誰かが寄付してくれたとしても、増えた資金は70M。

ちと寂しいですね。

さて、羽毛のメリットとデメリットを挙げると
●羽毛オンラインのメリット
?早い時間で交易LVを上げられる
?参入障壁が少ない

これに尽きます。
例えば、ラ・ロアイヤルに乗りたい軍人さんや、スキル枠を増やしたい軍人や冒険者にとっては、
少なくとも商館宝石や香辛料を買いあさって売るよりは
資金的に楽です。
一方で、
●羽毛オンラインのデメリット
?資金はそんなに増えない
?参入障壁が少なすぎる
?縫製1なので大して縫製熟練入らない。

?に関してですが、簡単に言えば、LVの割りに所持金の少ないプレイヤーになりかねないということです。
また、資金稼ぎなら、同じ時間でもっと稼げる手法は多々あります。
?に関してはどういうことかというと、
暴落調整不要、相場に影響されにくい(＝相場読みや相場情報不要)。
つまり、商人としての基礎二つが不要になります。
加えて、もう一つ大事な要素である売り場探しも不要です。
?は、まあLVあげたら縫製切るならさほどでもなし。

●つまり、何が言いたいか。
羽毛オンラインは「LV上げのため」と割り切るならかなり良い方法です(理由は船にのるためでもスキル枠でも何でも)。
しかし、「金儲けのため」であるなら、最適な方法ではありません。
で、一番危険なのが、商人キャラなのに羽毛オンラインで一気に育ってしまうことです。
（すいません、余計なお世話かもしれませんが)

特に、商人が余りいない商会などで、
「交易LVあげるなら羽毛が一番だよ、羽毛しなよ。」等と、
アジアにいけるようになったばかりの中堅商人キャラに
羽毛がベストプラクティスかのようにアドバイスされることです。

商人を目指すのであれば、取引スキルと、
上記で書いた、売り買いの相場読みや相場情報、暴落調整（が出来る生産や取引、その他(会計や社交))等のスキルや知識が必要です。

LV低いうちは色々支援や助言してくれる方もいます。
また、交易専業じゃないとわかる人に対してもそうです。
ただ、LV見る限り（まあ、このゲーム大事なのはLVではない、というよりLVは余り大きな要素ではないですが）
どう見ても商人キャラなのに、それらが何一つないのは本人にとって辛いのです。
また、その人の交友関係次第では投資(特に最近は大投資戦もありますし）する機会もあるかと思いますが、
そのとき、海事などお金かかることしてるわけでも普段投資してるでもないのに
所持金がLVに比較して少ないと、それも本人にとって若干辛いこともあろうかと思います。

要は、どう見てもLV構成は商人キャラなのに交易商人(お金を稼ぐ)でもなければ
生産商人（高R生産を可能。またそのための取引もある)でもないキャラが出来てしまうのです。

まあ、遊び方は人それぞれですので、
私がとやかく言うのも筋違いですが、結論として、2点。

?低コスト・低スキルで短時間での経験上げと割り切るなら羽毛はベストプラクティスに近い
?しかし、「交易」という意味では、決してベストプラクティスではない。

ということです。
交易に限らず、海事や冒険でも、経験上げという意味では効率的な手法はあると思いますが、
それはその分野にとって汎用的なベストプラクティスではなく、
あくまでも「経験上げ」という目的のための手段の一つという
切り分けが必要と思います。
と・・大して交易に明るいわけでもない半端ものの駄文でした。

※え？「海事は壷の僚艦で「おつ」と「ゴチ」のスキル発動し、交易は羽毛(支援つき)であげましたが何か？」ですって？
イエ、それはそれで良いのです。
それはそういう遊び方で、否定する気はないです。
遊び方は人それぞれ。
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