【国益との初めての出会い・大海戦偵察】
確か、フリュートに乗れたばかりのころかな。
商会長のRiUさんがイスパ中型の指揮権もらったと喜んでいたと思う。
「指揮権って何言ってんだ?」と今の価値観なら思うでしょう。
「そもそも、ただの提督チャットルームのマスターでしょ?」と思う人も多いでしょう。
まあ、そうかもしれません。

それでも、当時は今と比べると海戦の勝利そのものに対する一喜一憂が
比べ物にならないほど大きかった時代だと思います。
どっちがいいという訳では無いですが、爵位祭り、それも2キャラ目以降の
爵位取りのための祭りの感が強くなった今と比べると、
国単位での海戦の勝利が意味をなす時代は牧歌的な時代だったのかもしれません。

加えて、当時は中型のみ出場とか、余りレベリは高くないけど対人したいという
人が多かったと思います。
だからこそ、「指揮官」という存在があったんでしょうね。
集団として勝ちを増やして負けを抑える動きを指揮する人。
今、そう言う存在がいても楽しめるかどうかは微妙ですが、まあそう言う時代でした。

で、その指揮官であるところの商会長から「偵察をお願いできないか」
と言われました。
大海戦自体どういう仕組みか分かりませんでしたが、
とりあえず相手側の艦隊の動きを報告してました。
そこで感じたのはですね、「指揮官」の基で、懸命に動く各提督と偵察の人たち。
その、「一緒に何かを成そう」という団結の心ですね。
提督CRの下にはさらに各艦隊がいるわけで、これだけの大勢の人間が一つの
目的のために動くと言うこと。
大海戦自体はよく分かっていませんでしたが、その熱だけは感じていました。
そして、「これだけの集団を指揮するうちの商会長かっこいい」
と素直に憧れてもいました。まあ、そう言う時代です。

【余談】
ちなみに・・話はそれますが、その日、作りたてのフリュートに乗っていましたが、
作成してくれたのは当時バルパルと飛ばれる火器短距離交易の番人をしていた
ShellScriptさんという方。
やや過保護なほどに初心者支援していた方ですが、
何か欲しいものないかというからフリュート造船お願いしたいと言うと作成してくれました。
今考えるとバルパルの番人が北海まで来てくれたのはレアなことかもです。
で、その帰りに、Shellさんのお友達の方と艦隊組んで地中海まで帰りましたが、
そのご一緒した方とフレンドになりました。
その人の名はフィアム。
この出会いは後に大きな意味を持ちますが、それはまた後日。
縁はどこかでつながる。

【国益との出会い・アビジャン交易ツアーと旗替え】
古参商会員が「フレンドからのお知らせでアビジャン行きのイスパニアの交易ツアーがあるという連絡が来た」
という話が出ました。
そのフレンドとは、イスパニアで初期に議長をしていたリティーさんという方らしいですが、
そもそも「議長って何でしょう?」という初心者でしたのでよく意味はわかっていませんでした。
「裏の意図として旗替えの意図もあるらしいぞ」と言っていましたが、それも当然のことながら何のことか分かっていませんでした。
で、とりあえず参加してみましたが・・
ここで見た光景は、ある意味、忘れられない原体験だったかもしれません。
交易艦隊が10近く。そして護衛の軍人艦隊もまた数艦隊。
全部で20近くの艦隊が足並みをそろえてセビリアからアビジャンに向かう光景は余りにも壮大でした。

今の価値観からすれば、そもそも足並みなんか揃えたら遅くて仕方がないし、
護衛をそんだけ出しても、護衛の機会費用考えたら全然お得じゃないし、
そもそもアビジャンに交易ってなんだよ?
ツアーなんかしたら相場に動きが合わせられないし、
アビジャンの金とダイヤかってどうすんだ??
・・となるかもしれませんが・・

まだ南米もアジアもなければ上納品も厳しいPKペナルティーもない時代。
そして商大クリも大クリ+18もない時代。
それなりに意味はありました。

金とダイヤを積み、大勢で投資をしてアビジャンの旗替えをして帰りました。
はっきり言ってね、当時、僕の船で積み込める交易品なんて限られていますし、
利益も大したものじゃありません。
でもね、それだけの大勢の艦隊が足並み揃えて動き、大勢の人間が投資紙を叩いて旗替えをする。
この、「大勢での一体感」というのは強烈な印象です。
今の価値観ならアビジャンに投資価値はないし、今の仕様で「投資ツアー」の意味も薄いし、
そもそも、昔も今も、旗は旗を変えるだけじゃ意味がなく、
維持出来る戦略があった初めて意味をなすのですが、
まだまだ未成熟な時代。

「大勢で旗を変える」ことそれ自体に熱さを感じる時代でした。
そして、その「熱」と、その熱をまとめることを企画する人たちに、
素直に感心していました。
古き、牧歌的な時代でした。
そして、「国益」という言葉の下に集まる人数と情熱に触れた時代でした。

【突然の商会長就任】
ゲームを始めて3ヶ月くらい。
突然、商会長のRiU氏がリアル都合で引退すると発表しました。
それだけでも衝撃的でしたが、公認商会長に僕を指名しました。
いやいや、待ってくださいよと。
商会には、LV55がレベルカンストの時代に50代が何人もいます。
僕は、MMOを初めて3か月。というより、まだインドにも行けていません。
その後日の商会長送別会の日にようやく商サムブークの乗船LVに届いたばかりです。

そんな人が商会長になって何をしろと・・
でも、古参も僕を推しました。
何が決め手なのかは分かりませんが、外の空気を運んできそうということでした。

【先代商会長の意を継がねば…という思い】
RiU氏と話していて、共感した言葉があります。
「国益をしながら多国籍商会を両立させたい」この言葉に共感しました。

少し話はそれますが、僕のリアルでの思いとして
「ナショナリズム無くしてインターナショナルなし」と言うのがあります。
それは、
・母国に根ざしてこそ、根っこを持って他の国の人と話せる。
・根っこがなければ、それは国際化ではなく、ただの外国のまねごと
・土台があってこそ、母国と外国を比較でき、理解でき、
他の国を理解できるからこそ母国をよく見れる。
・・・というものでした。

当時、商会はイスパニア国籍とポルトガル国籍しかいませんでしたが、この思いはしっかりと継ごうと思いました。
もう一つ。
当時の商会員が先代のことを語るときに、
「この商会は外とのつながりが薄かったが、RiUさんは外の空気を運んできてくれた」
というのがありました。
これも、しっかりと継がねばと思いました。
多国籍商会の成立と、国益の両立。そして、商会と外をつなぐこと。
これは後を継いだ自分の義務だと思いました。
今にして思えば、高がゲームで義務も何もありませんが、当時はそう言う思いでした。

【セビリア商会長会議~後のイスパニア議会】
先代が懇意にしていたイスパニア国益系のフレンドには後継ぎの挨拶をして、
フレンド登録をお願いしていた時期・・・
カロカロ氏から「商会長会議をやるぞ」という連絡を受けました。
これは、すぐ後に、(しばし休止していた)イスパニア議会になるものです。

全くなんだか分らないまま、それに参加することになりました。
いや、だってね、サムブークに乗れたばかりでインドにも行けない人が、
何の会議をするのか分かるはずもないです。

そして、そこから大きく、DOLの環境が変わることになりました。
それは、ある意味では面白くもあり、
ある意味ではゲームを純粋にゲームとして楽しめなくなる、
そんな大きな転機の始まりでしたが、それはまた後の話。

まだ、ここまででゲームを始めて3,4ヶ月の話しか書いていませんが、
ずいぶんと長い長い。
いつ終わるのか本人も分からなくなりましたが今宵はここまで。

コメント

nophoto
名も無きパルバラー
2009年11月9日9:30

ShellScriptさんには私も御世話になりました。火器のRが半端無く高い人だったですねー

パルマやバレンシア・バルセロナの昔でいうパルバル交易では調整が必須なのですがその調整にも頑張ってくれた人でした。
今は非常に少ないけど、昔は調整戦士がいてくれました。そのお陰で他の多数の人が交易出来た時代でした。
(ちなみに今はパルバルは出来ません。下方修正の為)

とても懐かしい話をありがとう御座います。

ジェファーソン
2009年11月9日21:37

>名も無きパルバラーさん
なんとなく誰だか想像ついた気もしますが、はじめまして。
結構長い間、自分は新参者だという風に思わされてきましたが、
ふと回顧してみますと、自分がそこそこ古参になっちゃってるんだなと実感しますね。

こんごともよしなに。

nophoto
けぴっち
2009年11月10日9:33

 ブログ復活おめでとう♪
きっと私と初めて出会った時のころのお話ですねえ
今以上にその頃のジェファさんのほうが印象的でしたおw
何せTELLで口説いてくるんですもん(ぶ
冗談はさておき・・・誤解しないでほしいのですが、私は今のジェファさん以上に
あの頃のジェファさんが好きかな♪
ジパング勅命ESANで遊べるといいねえ^^
これからもブログ楽しみに拝見させて頂きますねえ><b

ジェファーソン
2009年11月10日22:45

>けぴっちさん
・・・口説いた・・w
確かあれはオセロかその辺の酒場だったかなと思います。
当時商会未所属だったけぴっちさんを思わず勧誘しましたね(ふられましたがw。
その当時のけぴっちさんのアピコメがものすごい印象深いのを今でも覚えています。

さてさて、あの当時とは、リアルの僕の年齢も環境も変わっていますし、
ましてゲームの中では目まぐるしくキャラステータスは変わっていますので何かが変わるのは仕方ないかもしれません。
でも、「何が変わったのか」「はじめたころの僕はどうだったのか」「DOLの世界で何をしてきたのか」を思い出そうと再開したのがこの連載(??)だったりします。

自分の中で当時の自分を思い出せればいいなと思います。
ぜひぜひジパングも楽しみたいですね。

nophoto
Joel
2012年8月12日2:03

Me dull. You smart. That’s just what I ndeeed.

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