【セビリア商会長会議:すぐ後のイスパニア会議】
ゲームを始めてまだ4ヶ月、商会長になって直後。
カロカロ氏から誘いがあって商会長会議と言う物に参加。

なんか、その以前には議会というものがあったがそれが休止してたとか、それをまた再開する予定とかだったらしいですが、何がなんやらまるで状況は認識しておらず。
ただ、先代商会長が国益の人だという認識はあったんで、
後継ぎがその流れを潰すわけにはいかないという義務感で参加。

参加してみましたが、正直、理解できないことが多かった記憶ですね。
「投資戦略について」→イングがどこどこを投資している、ヴェネがどこどこを投資している。
さてイスパはどうすんだ?

・・とかそう言う感じでしたが、まず「イスパ」とか「イング」とか「ヴェネ」という
大きな括りの集団が国籍の総意で投資しているんだ?
・・・と、素直に不思議でした。
(もちろん、これは今となっては笑い話で、そんな国籍単位の総意で人は動いていません)

他にも、対PKの国家戦略的な話が出ていたりしましたが、
なんと言うか少なくとも当時の僕の感覚では、
どれもこれも「上層部」の「偉い方」たちの話であり、
自分のようなごく下々の普通のプレイヤーからしたら、
自分がこの場所にいること自体が場違いだと感じました。
(平たく言えば「エライ人RPの場に自分は場違いということ)

そのまま黙っていれば良かったんでしょうけど、「国民の皆様からご提案はありませんか?」
と言われて思わず、
「私のような初心者には今日の話はどれも雲の上の話に感じました。今日の話題のような内容も大事なことかもしれませんが、例えば交易知識の勉強会や、海賊に襲われた時の対処方法の講習会など、初心者・中級者のプレイヤースキルの向上につながることをしていただくことが「国益」であり、その国のプレイヤーのスキルの底上げが「国力の向上」に繋がると思いますが、そう言った内容の企画を検討していただければ幸いです」
・・・と言うような内容の提案をしたと思います。

そうしたら、Raydricと言う方から会議後に
「今日の提案素晴らしかったです。今日の会議の中であれだけが内容のある提案でした。今、イスパニアの将来を考える集団を作ろうと考えているのですが、ぜひ参加しませんか」
と話しかけられました。

正直、その時の率直な感想は「この人は何を言っているのだろう」でした・・

いや、誤解されないように言いますと、後にこのRaydricさんは大事な友人になります。
とても誠実で熱い方です。
ただまあ、このときは、
「こんな初心者がイスパニアの将来をどう考えるんだ?」
「さっき、至極当たり前のことしか言ってないのに、何を言い出すんだろう。怪しいな・・」
くらいの感覚でした。

イスパニア海軍の上級幹部らしいですが、そもそも海軍の意味すら分かっていません。

とはいえ、先代の意志を継ぐ以上、ここでこの誘いを断ってはいかんと思い、
その「将来を考える集団」に参加しました。

この辺りから、プレイヤーとしての路線が本人の意思と無関係に変わった気がします。

【「上層部」な方々の会話と、ジェノヴァスクール生徒】
さてさて、翌日から謎のチャットルームに呼ばれることになりました。
話題は主に「イスパニアとしての投資戦略」と対PK。
なんというか、国家を上から「大局的に」語る大層な会話が前日拡げられていました。
その頃、僕は何をしていたかと言えば、
海事苦手なんですけど商用ジーベックに乗ろうとジェノヴァスクールで海事していました。

ジェノスクですよ、ジェノスク!
どこの世界に、ジェノスクに通いながら国家の投資戦略を語るプレイヤーがいるんだ。

正直、「なぜ俺はここのチャット部屋にいるんだろう」と思っていました。

この時期の収穫としては、艦隊チャット含めて複数のチャットルームのログをちゃんと呼んで発言を誤爆しないスキルだけだったかもしれません。

しかしながら、プレイヤーとしてのスキルは貧弱でしたが、
リアルの職業は論理を武器にしないと食べていけない職業。
会話を聞いていて、すぐに気づくことがありました。
それは一言で言うと「投資の会話は堂々巡り」

投資に関しては昔も今も、ポイントはそんなに多くないと思います。
①交易用途の買い場として重要かどうか
②交易用途の売り場として重要かどうか
③上記①②を、その国の視点で見た場合に利用者が多いかどうか(同国プレイヤーに高い交易スキルを持つ人が多いかどうかや立地条件)
④上記①~③を、他にそこを重要と思う他国のプレイヤーが多いかどうかのバランス
(維持可能性)
⑤海事上の必要性(そこの旗を持つことが他国PKの邪魔になるかどうか)
⑥その他、特殊な思い入れがその国のプレイヤーにあるかどうか
⑦不要判定:上記①~⑥のどの視点でも使わない港にも関わらず高い影響度を持ち、
結果として関税を増やすだけの無駄な港になっていないか。

・・・これらの優先度付けがポイントになると思いますが、
その優先度決めの議論が常に堂々巡りしていたと思います。

まあ、投資に対する議論は往々にして今も昔も本質は同じかもですが。

【「国益とは何か?」について感じた「当時」漠然とした違和感】
国益系のチャットルームにいて当時感じた漠然とした違和感をいくつか思い出してみます。

もっとも、これは初心者当時に感じた違和感であることは先に記載します。
①「国」という総体を主語にした会話。
⇒「イングの投資の狙いは・・」「ヴェネの思惑は・・」的な会話ですね。
たまたまスタート国を選ぶだけなのに、そんなに国単位でまとまるものなんだ?
・・・と不思議に思いました。
ちなみにこれは皮肉とかではなく、本当に「へえ、MMOってそういうものなんだ」
と不思議に思ったという話です。

②国には「カリスマ」がいる。
⇒当時のイスパニアだとカトレアさんという方がそれに該当したのかな。
その前だと、「軍神」と呼ばれていたマウスさん。
(後に二人ともフレンドになりましたが)
「カトレアさんに名前を覚えてもらえた」
「カトレアさんにお伺いしないと」
「カトレアさん不在だから決められない」
とか、権威ある存在と思わしき会話をよく聞きました。

MMOってニュースでしか見たことがなく、
ゲームの世界には「神」のような存在のカリスマがいるとか、
そんな解説をうろ覚えしていたので・・・
これも「カリスマ」がこの世界には国ごとに何人かいる世界なんだ・・
「そういうものなのね。不思議な世界ね」という理解をしていました。
≪後日振り返り≫
多分・・後々考えると、「カリスマ」の中には二通りあって、
(1)本当に本人がゲームの世界で権威になろうとする人と、
(2)本人はただゲームを楽しむだけの普通の人なのに、
いつの間にか自分の名前が自分から独り歩きしちゃった人がいるんだと思いますが、
そう言うのを理解するのは少し先の話。

③敵対国支援は国賊行為
⇒まあ、まず「敵対国」というのを理解するのに時間がかかりましたが、
自国民にPKする人が多い国や自国旗の同盟国に攻撃投資する傾向が強い国のことです。
で、例えば「自分をPKする国の人間は絶対に支援しない」と言う人は結構多かったですね。

誤解無いように言いますけど、私は別に国vs国RPを否定しません。
そして、例えば投資戦で争う投資家や、自分を襲うPKそのものに支援しないというのは
普通に理解できます。

同じ土俵で争う投資家を支援しないのは作戦ですし、
自分を襲う人間を資金的に潤うようにするのはゲーム的にナンセンスです。

でもですね、「支援を必要とする」相手は、得てして修行中の人です。
高Rスキルを持ち潤沢な資金を要する商人から見たら争うまでもない相手です。
そうした人を支援しないことが、自分が争う投資家や海賊の懐に少しでも痛手になるのか?
・・・という違和感は感じました。

これは私自身が、いわゆる「敵対国」の人、中には著名な投資家からも取引支援を受けたことが何度もあるので余計に感じた違和感です。

④敵対国民に対するPK行為は「GJ」
⇒この会話が一番聞いていて心を痛めました。
例として
A:「イングの商船拿捕しておいた」 Bさん達「GJ]
a:「bさーん(同国PK) 今、ネデの冒険者が北上したからPKよろ」 b:「あり^^」
(ここで言うaさんはbさんのPK仲間ではない)

別に、PK行為は否定しません。それもまた遊び方です。
今の私のフレンドリストにも海賊は何人もいます。

ただですね、他国の人、それも敵対投資家でもPKでも何でもない人がPKされて、
それがなぜ国益なのかは理解に苦しみました。
少なくとも僕の利益には何一つなりません。

「制海権」という言葉で説明する方もいるでしょうが、
例えば修行中の商人や冒険者がPKされたとして、
他国の攻撃投資家やPKに何か一つでも痛手を与えられるのでしょうか?

その違和感は途方もなく大きなものになりました。
それは当時、6国揃う多国籍商会を運営していたから余計にそうなのかもしれません。

⑤寄生虫は出ていけ!
⇒これ、本当にこういうバザコメを何度か見たことあります。
当時主流だったバルパルと呼ばれる短距離交易ですね。
当時、結構支援してくれる人がいたし、
そういう文化だったので私もその支援に甘えて稼いだことはあります。

で、チャットルームで聞くと
「暴落調整しなかったり、支援してもらうのが当たり前と思う奴がいる。そういうのはイスパ人と思わない。ただの寄生虫だ。」

まあ、支援してもらうのが当たり前と思うフリーライダーは駄目かと思いますが、
スキルのない人を寄生虫呼ばわりするのがオンラインゲームなのかと
悲しくなったことがあります。

別に自分が言われたわけではないのですが、それを見て少し気分が悪くなったので、
皮肉をこめて「ご支援してくださる方に寄生虫と呼ばれないように調整はしっかりしましょう」とその場でシャウトしたのは若気の至り。

⑥「お前がPKされたことで敵にいくらの利益を与え味方はいくらの損」
⇒上納品の実装以前、1度だけPK拿捕されたことがあります。
うっかり、何Mか持っていましたが、
当時の数Mは結構な痛手で、それよりも初めて拿捕されたのが少しショックで、
古参軍人とばったり会った時に愚痴言いました。

その時言われたのがこれですね。

いわく、
「お前が数Mが取られたということは敵PKが数Mの利益を得た。その数Mを取り返そうとPKKが数名出動すればコスト(たぶん、もしその人数が交易した場合の機会費用のこと)は10Mを超える。気をつけろ!」
・・と、叱られました。

今にして思えば、どんだけ理不尽な説教されているんだと言う話ですが、
当時は素直に「すいません」と謝っていました。

その説明、本当にそう言うものだと受け止めたのですね。
これがこの世界の常識なのだと。
・・・まあ、若いうちはいろいろある。

【国益サーバと呼ばれた時代】
重ねて、誤解無いように書きますが、
私は別に当時のイスパニアがことさら排他的なコミュニティーだったと言いたいわけではありません。
他国でも、意図的に交易品暴落
(例えば火器短距離交易で使うパルマを狙って常時火器暴落させる)や、
豪商が無差別海賊を雇ってイスパニア人をターゲットにPK依頼なんてのもありました。

当時、国益サーバとNOTOSは呼ばれていましたが、そう言う時代でした。

ただ、その頃に感じた一番の違和感は「国益」は国の利益であり、
他国をヘイトすることや他国に害を与えることとイコールで語られるのはなぜ?
というものでした。


【「国益」の人に感じた恩義】
勿論、国益の人に違和感だけ感じていたわけではありません。
感謝することも多々あります。

PK情報や交易情報などの情報は非常に助かりましたし、
ヘビーユーザが多かったので、仕様の本質を理解する上で、
ちょうど成長期のこの時期は、マニュアルやwikiにも無い
情報や考え方を数多く教えてもらいました。

そして何より、商人さんたちが自分の時間を割いて支援してくれたり、
軍人が体を張ってPKKしてくれているのは感謝と言う言葉以外では表せないものでした。

そうそう、この時期はまだ「国単位の交易ツアー」と言うものがありました。
そう言うツアーを運営する上で、相場情報調べや暴落調整、
座りこみの取引支援をしてくれる商人は多々いました。

また、当時は上納品と言うものがなかったし、PKペナルティーも甘かった時代です。
PKの存在は脅威でしたし、軍人のPKK活動は大変助かりました。
印象深いのは、前述したRaydricさんは提督チャットで軍人
(海軍RPをしている仲間)に
「装甲なんか外せ!沈められても構わん!商船に絶対にPKを近づけるな!」
と激飛ばし、自らもそうしていました。

なんも自分の得にならない支援行為に時間を割いてくれる方々には、
いつか自分も恩返しはしなければと、そこは素直に思いました。

当時多国籍商会を運営していましたが、交易ツアーに商会員誘うのに
自国だけと言うのは避けたかったので
「あの、6国いるんですけど参加していいでしょうか?」
・・と何の空気も読まないお願いをイベント運営さんにしていました。

イベントの趣旨を考えたら受け入れがたい要望なはずでしょうが、
毎回快諾してくださったのもありがたい思い出です。

【当時抱えていた三つの感情】
その当時、三つの感情を同時にゲームに対して持っていました。
「違和感」「劣等感」「罪悪感」です。
違和感は上述したとおりですが、でも、
一方で自分は国益の人たちの恩恵を受けていたのも事実です。

そして、自分は国コミュニティーに対して、何の貢献もできないことが劣等感でした。

スキルもない、船もない、レベルも低い、海事も弱い、金もない。
たかがゲームのことなのですが、それでも、何の貢献もできないのに、
そのくせ違和感だけ感じているというのは中々辛いものでした。

まず、自分が何かをできるだけゲーム内キャラを成長させねばと思いました。

この辺から、非効率まったりプレイをやめ、効率化を考えるようになり、
またイン時間も増えました。

正確に言うと、仕事は相変わらず忙しいので、睡眠時間を削ったり、
休日の時間を多く割くようになりました。

今にして思うと・・楽しくてゲームにのめり込むようになるのではなく、
ゲームを楽しむために劣等感を払しょくすると言う、かなり後ろ向きな考え方です。

そしてまた、色々な人の恩恵を受けて何も返せていないというのは罪悪感でもありました。

上記で偉そうに投資やらについて違和感を感じているくせに、
自国旗同盟港やそこに投資している商人の支援を受けていたのです。

「フリーライダー」と言う言葉があります。
コミュニティーで何の責務も果たさず役にも立たず恩恵だけただ乗りする状態です。

フリーライダーに自分がなることには非常に罪悪感を感じていました。
いつか、投資にせよ、海事にせよ、イベント企画やコミュニティー形成にせよ、
自分ができることで恩を返さなければいけない。
この思いが強くなっていました。

【国益への違和感に対する回答の兆し~勅命実装】
とはいえ、一方で、排他的な「国益」に対する違和感は相変わらずでした。
「国益」と他国ヘイトは必ずしもイコールではないという思いは強くなりました。
少なくとも、遺志を継ごうと決めた先代商会長の「国益と多国籍の両立」という理念。

そこにある国益は他国ヘイトではないはず。
自国民の「益」になることが国益であり、
他国の冒険者がPKされたのを「GJ]と喜んだり、支援頼まれても無視することが
国益ではないはず。

そういうことをどこの国もやれば消耗するだけです。

そして、力のある人(圧倒的にイン時間が多く、金やスキルがあったり海事力がある人)
はさほど被害を受けず、
一般プレイヤーほど、そういうヘイトの流れで消耗するだけではないかとも思いました。

願わくば「競い合うことがお互いの発展になる」そういう、
建設的な国益は無いものかと思っていた時、その兆しが見えました。

勅命実装です。

そして、「ESAN]という団体設立に立ち会うことになり、
僕のプレイスタイルもまた転機を迎えるのですが、それは又次回。

ふう・・・長文にも度が過ぎる。誰が読むのやら。


コメント

nophoto
ビルト
2009年11月17日0:14

ヨミマシタヨ、エエ。

ジェファーソン
2009年11月17日0:53

>ビルトさん
書いた方も読み返す気しない長文、よく読みましたね@@
しかも、書いた直後ですね。

ありがとうございます。
分割して書けばいいんですけど、日にち分けると、前段がアンチ国益としか思えない内容になるので、なんか違うから一気に書いたらこんなことに。。

nophoto
稜輝
2009年11月17日11:40

ふぅ、読んだよ。
サスガジェフサンダナア・・・(棒

じゃなくって、少し妄想なんたら主義に振り回されて
意識して文意を自分でカバーしてるところがありますねえ
まとめたのもそれを意識してでしょうけど

少し手厳しい事言うようですが、前回までは物語調だったので
長文でも比較的読みやすかったと思います。この点は評価できるんですが
主義主張が間に挟まるとこうなりますね
僭越ながら意見を述べさせていただけるなら
物語は物語の分、主義主張は主義主張で分けた方が読みやすかった気がします。

まぁ次回も楽しみにしてるので、この調子で続きをよろしく

ジェファーソン
2009年11月17日22:38

>稜輝さん
コメントありがとうございます。
ご指摘の通りです。
なんとか主義とか言っている人たちを意識して自意識過剰でしたね。
「違和感」の部分がともすれば国益批判と受け取られかねないという風に変に意識し過ぎたと思います。

今後ともよろしうに。

nophoto
引退済
2009年11月18日3:01

当時は国益プレイして楽しかった
多国籍プレイが可能だったから、国益プレイがいつか行き詰るだろうとは思っていた
竹や鄭和がカナリアで暴れまわっていた頃を知っているかな?
その次のワロス組の時期でもいい
あの頃は、彼らのおかげでダイヤ交易にダメージがあったんだよね
そうゆう本物の大航海時代「みたいな」なりきりプレイを楽しんでいたんだ

アナタの言うとおり、確かにいまじゃPKしたってなんら「国益」にならないよね
だからやめました
今はアナタみたいな多国籍派が一般的なのですか?海賊たちはみんなやめてしまったのかな
さみしいです

ジェファーソン
2009年11月18日8:37

>引退済みさん
コメントありがとうございます。
taechiyoさんは知りませんが鄭和さんは存じています。
襲われたことも戦ったこともありますし、お話を伺ったこともあります。
とてもしっかりとした考えを持った尊敬する海賊です。

鄭和さんは商人の嫌がる位置取りをし、PKKの嫌がる移動をし、投資家の航路癖も頭に入れていました。あそこまでいけば立派な通商破壊として成立していたと思います。

この後のどこかで書きますが、私は別に国益否定派ではありません。
そもそも、国益の人だったと自分で認識しています。
私なぞ底が浅いですが、投資もPKKも一応の経験はあり、少なくとも、それが何であるかは理解しているつもりです。
それなりに楽しさも分かっているつもりです。

ただ、「国益」と言う言葉を考えたときに、他国をヘイトすることがどうして国の利益なのか?
もっと言えば、他国をヘイトし、そう言う行動を取らなければ国益とは呼べないのはなぜなのか?
それについて私なりに考えただけです。

例えばですが・・・
記事の中でも例で出しましたが、投資家でもPK/PKKでも無い自国の人が、
同じく投資家でも軍人でも何でもないただの他国の中堅冒険者の場所を自国PKKに教える。
で、自国PKがその中堅冒険者をPKしたら、「GJ」「GJ」。
この状態がなぜ「国益」と呼ばれるのかが理解できなかったのですね。
もしかしたら、他国プレイヤーを、国籍だけで判断してヘイトするプレイを「国益プレイ」と言う名前でカテゴリー分けしているだけなのかな?とも思いました。

だって、その襲われた人はただ、国籍が、例えばイングランドと言うだけで、なんら「国益」の土俵に上ってイスパニア相手の敵対行為をしているわけではないですし。
今の例で言えば、その人がPK[されて私には何の利益にもならないし、敵対国の投資家や軍人も、その人と個人的なつながりがなければ、何とも思わないですよね。
だって、襲われた人が相手側の国の「国益プレイ」コミュニティーに入っていなければ、相手からしても仲間ではないわけですから。

国益派⇔他国籍派という対立項じゃなく、例えば他国の国益プレイヤーと友好な関係を持つことで、自国の利益になる。
争わないことで、自国プレイヤーでその恩恵を受ける人が出る。
それもまた国益プレイにはなりませんか?

ジェファーソン
2009年11月18日8:38

>引退済みさんへ(2)
後に信条とする「国益≠多国籍ヘイト」「ナショナリズム無くしてインターナショナル無し」という考えはそこから生まれたと、自身を振り返って思います。

ちなみに、今も、数は減ったとは言え、海賊もいますし、PKKもいます。

ただ、これは私の主観でしかないですが、
「国のためにPKする」「国のために体を張ってPKKする」ではなく、自身がそれをしたいからPKする、楽しいからPKKする・・と言う状態だと思います。
でも、それでいいのだと思います。

引退済みさんは元PK[でしょうか?だとすれば・・
「国家のため」にPKをしていました?それとも「自分が楽しいから」PKをしていましたか?
後者の場合で何ら不思議はないと私は思っています。
だって、これはゲームなのですから。
でも、(違うとは思うけど)もしも仮にあなたが、「自分が楽しいから」PK/PKKしているのに、そのことについて同国に感謝の言葉を自分に向けることを強要するなら、それは何か違う気がします。

なぜって、多くの人からしたらPK被害者がPKされることが自分の利益に何の関係があるのかも分からないのですから。

>アナタの言うとおり、確かにいまじゃPKしたってなんら「国益」にならないよね

これは私が単に理解力がないだけかもしれません。
私は、鄭和氏並の行動力と信念に基づく「通商破壊」までしなければ、PK行為がなぜ国益に結びつくのか分かりませんでした。
是非、PK行為がそれ即ち、国益に結びつくのか教えてください。
(他国を国籍だけでヘイトするところの「国益プレイヤー」のためになっているのではなく、普通の自国民のための利益になるかどうかを知りたいのです)

(PKK行為なら、当時の仕様なら間違いなく感謝の言葉は自然とわいたと思います)
>今はアナタみたいな多国籍派が一般的なのですか?
おそらくですが、一番多いのは多国籍派とか、国益派とか、そう言う「派」じゃなく、無国籍な人が多いのかと思います。
国籍なんか単なる記号という人ですね。

んでも、私もそうでしたが、国益プレイをしていると周りも国益の人が増えるから気付かないですが・・
多くのプレイヤーは、国籍なんかどうでもいいのだと思います。

少なくとも、相手の旗を見て、旗だけで好き嫌いの判断にする人は、実は国益サーバと言われた時代でも希少部類だったのではないかと、
昔を改めて振り返ると、そう思います。

ジェファーソン
2009年11月18日8:45

ちなみに・・・
誤解無いように書きますが、私自身、PKKは楽しかった時期もあります。
(過去形にしているのはまた後日)
そしてそれはPKがいてくれるからこそできる遊びです。

交易してても、特に上納実装前のPK航路読みはかなり真剣なので、そこがまた楽しかったです。
別に、私は嫌PKでも何でもないので、そこは誤解なきよう。

nophoto
引退済
2009年11月18日19:54

アナタに申し上げるのは釈迦に説法だと思いますが
歴史上、実際に「私掠海賊」がいましたよね
彼らは、もちろん自身の楽しみや、経済的窮乏もあったでしょうが、「祖国」のために敵国商船を襲って、船員を殺していました
「大航海時代」とはそんな海賊たちの時代であり、このゲームはそんな時代の海賊RPをするMMOだと思っていました
しかし、いつのまにか違ってしまった
だから引退しました

もちろん、上記の「海賊」行為はとても誉められた行為ではありませんし、現代社会ではただの犯罪ですよね
でも、「大航海時代」RPとしては楽しかった
現実社会ではありえないからこその楽しみだったのでしょう

NFがカナリアを封鎖していたころは、確実にイベリア諸国に経済的ダメージを与えていましたよ
鄭和自身、イングランドのほうがイベリアよりダイヤ産地から遠いから、NFがカナリアを封鎖して、イングランドを有利に導くんだ、と

第二次世界大戦で、潜水艦が敵国商船客船を撃沈していたのと同じ発想です
いわゆるトータルウォーを前提とした、敵国経済への攻撃ですね

現在は、交易品産地も航路も拡大しすぎて、かのような交易路封鎖が出来なくなりました
しかも上納品も実装され
PKが敵国経済に与える影響は極小となり、結果的にいまのPKはただの愉快犯なのかもしれません
さみしいはなしです

nophoto
引退済
2009年11月18日19:59

誤送信しました(笑)

まぁ、仕様が上記のように変化した現在
アナタのような多国籍派が主流になるのは、自然だと思います
むしろアナタのような精神的に健全な方が多いことは、日本人として誇らしいとすら思います
アメリカ人は殺し合いのゲームばかりしているらしいですしね。よく知りませんが
今後も友愛精神で頑張ってください

ジェファーソン
2009年11月18日23:13

>>引退済さん
コメントありがとうございます。
史実の私掠海賊の存在はもちろん認識していますし、DOLも海賊をそう言う位置づけでデザインしようとしていたのではないかと想像します。

そして、もちろん私も、国vs国ゲームを楽しみたい人の気持ちは分かりますし、
そては実際楽しいものだとも理解しています。

鄭和さん全盛期のころ、私のように国コミュニティーに属しながら、多国籍指向だった人はマイノリティーだったのではないかと思います。
そして、正直に言えば少数派であったことは矜持でもあります。
若干ひねくれ者ですし。

ただ、その後の度重なる仕様変更は、その度に海賊しろPKKにしろ、投資家にしろ、国vs国を楽しむという意味での国益RPの幅を狭めたのはご存知の通りだと思います。

それはそれで寂しいものだと思います。

とまあ、昔話はこの辺で。

みるみる
2009年11月19日5:59

まあ国対国のゲームなので国益RPが普通のプレイじゃないでしょうかw
現在、平時ではあまり国益に結びつかなくなっているPKさんたち、でも国益に結びつくPK行為ができた場(時期)が運営側から提供されてきたはず。
だがそれはたしかプレイヤーの手で全部(時間的制限はあるが)潰されたような記憶がします。

nophoto
おJAL丸
2009年11月19日13:29

こんにちは
まぁシステム上、国益RPはし難いゲームかなぁと思っています。
例えば、全プレーヤーの冒険、交易、戦闘の各名声の合計値によって、作れる船や交易品、装備品、クエストが増えていくとか、プレーヤーの貯金額の総計や同盟港の数によって、やはり船(略)が増えていくとか利益の分配があるとかボーナスで素晴らしい装備品がもらえるとか、そういう要素があれば、国粋プレーが盛んな熱く殺伐とした、最早異なるゲームとさえ言えるようなゲームになるでしょう。
私は望みませんがw
もともと、そういう意識が希薄なうえに、確か初めてフレになったのが無差別弁当海賊(w)であり、所属する商会も多国籍でPKも含め行動が自由なところであったこともあります。国への帰属意識は非常に弱いですねぇ。
多分、国益の方々には非国民と非難されるようなプレーヤーです><

nophoto
一般ピープルA
2009年11月19日21:32

私個人は読んでジェファーソンさんの意見が判る気がしました。

実際、上級者は航路とかの取り方も上手く、PK海賊や私略海賊とかに引っかからない事が多いです。

でも中級者くらいが、一番そういうPK被害を受ける事が多かったと思うし、それを国益チャットルームで「GJ!」とか喜ばれたら中級者の人がかわいそうだと思います。
私もDOLやってましたが、知り合いや友人の少ない、でも外洋に繰り出さないと美味しいクエとかの無い、中級者の頃が一番PKされました。
そうやって私とかがPKされてヘコんでいる時に、国益チャットルームでは「GJ!」とか言われていたんですね。

なので私みたいな一般ピープルからすると、国益とか、なんか怖い物のように思えましたね。


ジェファーソンさんのブログ楽しみに拝見しています。これからも頑張って書いてください。応援しています。

ジェファーソン
2009年11月19日22:15

>みるみるさん
コメントありがとうございます。
んー。確かに、国対国はこのゲームの要素だとは思います。
少なくとも、そういうコンセプトでデザインされたのだと思います。
ただ、元々のデザインが完全なる対決ゲームにはならないように敢えてしていたのだとも思います。
まあ、そこが個人的には好きですが。
ただ・・とはいえ、拡張を重ねるごとに、国対国要素が成立し得ない仕様にどんどんなっているなとも思いますね。

>おJAL丸さん
コメントありがとうございます。
みるみるさん宛コメントでも書きましたが、国益RPが成立しづらい仕様だと思います。
そもそも、本気で運営側が国家間対決をメインにするならゲームデザインはまるで変わると思うんですよね。
例えば、それこそ、港影響度がゼロだと水も補給できないとか、
敵対度が多い国だと、そこの港に近づいただけで装甲戦列10隻とかに襲われてしかも倒しても何ももらえないとか、
そもそも、敵対度も個人単位の設定ではなく、国籍所属プレイヤーの行動で決まるとかね。
そこまでいけば、捨てアカウント工作も含めて、それはもう殺伐とした対決を楽しめるゲームになるでしょう。
でも、運営は「あえて」国vs国の対決要素を薄めています。
そこに運営のメッセージを感じますし、私も(個別の仕様には不満を持つことは多々ありますが)その姿勢は何となく好きです。
・・まあ、とはいえ、薄めすぎた弊害もないとは言いませんが。

ちなみに、ご存知の通り、私は弁当海賊の大ファンです。
彼と演劇対決を楽しめたことはいい思い出です。
それを以て国賊とか非国民とか言う人には言わせておきましょうw
(まあ、実際、最近は知りませんが、ほんの一昔前までは国賊だの非国民だの言う言葉は普通に聞きましたね)

>一般ピープルAさん
コメントありがとうございます。
この後、国益プレイヤーの最たる「議長」なんてものにジェファーソンはなってしまうので、なんかがっかりさせるかもしれません。

ただ、あからさまに排他的国益プレイヤーになるわけでは、もちろんないので
お暇なときにでも読んでくださいませ。
更新、早くないですが、それなりに書いていきます。

nophoto
Vali
2012年8月11日14:44

That’s ralely thinking at an impressive level

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